
旅のスペシャリスト堀真菜実さんが解説!実際に起きた海外旅行でのお金のトラブルと予防策
トラベルプロデューサーとして世界中を飛び回ってきた堀真菜実さんに、渡航先でのお金まわりのトラブルと、それを回避する予防策について解説いただきます。
この記事では、こんなことがわかります。
- 海外旅行でありがちなお金のトラブル
- トラブルの予防策と対処方法
海外旅行でありがちなお金まわりのトラブル3選

息をのむほど美しい景色や、現地ならではの体験、グルメ、ショッピングなど、海外旅行には日常では味わえない感動や興奮があります。その一方で、旅行の高揚感や環境の違いから、お金まわりのトラブルも起こりがちです。
現金やカードの盗難

まず多いのは、スリや置き引きによる現金やカードの盗難です。街中で親切に話しかけてきたと思ったら財布をすられていた...、レストランで食事やメニューに気を取られていたらバッグをもっていかれた...といったように、ちょっとした隙を狙われます。特に、有名な観光地には観光客を狙ったスリがたくさんいますので、細心の注意が必要です。
スキミングによるカードの不正利用

クレジットカードの利用で注意したいのは、特殊な装置でカード情報を盗まれ、それを不正利用されるスキミングです。店舗のカード端末機やATMに細工したり、貴重品が手元から離れている隙に一時的にカードを盗んだりして、情報を抜き取ります。
カードに接触しなくても情報を抜き取ることができる非接触型の装置もあり、混雑した場所や電車内などで、バッグや上着ポケットの上からでも被害にあう可能性があります。
クレジットカードが使えない!

両替の手間や安全性を考えると、海外では現金よりもカード決済のほうが便利ですが、渡航先やお店によってはカード決済に対応していないことがあります。対応していたとしても、持ち合わせていたクレジットカードは使用不可ということも。
また、ATMでカードを利用しようとしたら、カードが吸い込まれてしまったり、持ち合わせていたカードでは利用できなかったりということもよくあります。
トラブル回避には事前準備が大切!
こうしたトラブルを避けるには、事前準備が大切です。渡航先のお金事情や治安状況をチェックした上で、必要な予防策を講じるようにしましょう。
私がいつも行っている予防策をご紹介します。
防犯グッズを利用

盗難防止としては古典的な対策ですが、セキュリティポーチを使っています。貴重品はセキュリティポーチに入れて服の下に隠し、肌身離さず持っているようにしています。

また、私はお客様を旅行ツアーにお連れする時、お客様にスキミング防止のカードケースをお渡ししています。クレジットカードを利用する時にケースから出さなければならないというひと手間はありますが、非接触型のスキミング対策としてお客様にも喜ばれています。
人目や利用者の多いATMを利用

海外キャッシングなどでATMを利用する場合は、できるだけ人目が多く、利用者の多いATMを利用しています。
安心なのは空港や銀行内のATMです。多くの人が利用しているATMでしたらトラブルは比較的少ないと思われますし、何かトラブルがあった時でもすぐに人を呼ぶことができます。
クレジットカードをアプリに登録しておく

一部のクレジットカードは、専用のアプリに登録しておくことで、海外でも様々な手続きがすぐにできます。
例えば、カード利用時にはリアルタイムで利用通知が届くため、不正利用も把握できますし、盗難・紛失の際にはすぐに利用停止の手続きを行うことができます。
PayPayカードをPayPayアプリに登録しておくとこんなに便利!
渡航前にPayPayカードをPayPayアプリに登録しておくと、海外でも、カードの利用内容をお知らせする「利用速報」を受け取れて便利です。海外での利用分も日本円に換算された金額で把握できる上、あといくら使えるかも一目でわかるため、使いすぎの防止にもなります。
※海外ではPayPayアプリへの登録ができないため、渡航前に登録手続きを完了してください。
※「利用速報」を受け取るには設定が必要です。
※一部地域では、PayPayアプリや一部機能をご利用いただけません。

トラブル発生!こんなとき、どうすればいい?

どんなに予防策を講じていても、トラブルを完全に防ぐのは難しいもの。トラブルが発生した時は、慌てずに冷静に対応しましょう。
カードの盗難・紛失はすぐに利用停止
カードの盗難・紛失に気付いたら、すぐに利用停止の連絡をしましょう。アプリ、Webサイト、電話などで利用停止の手続きができます。カード会社によって手続きの方法が異なる場合もあるため、事前に調べておくことをおすすめします。
PayPayカードなら...
PayPayアプリまたはWebサイトの会員メニューから、24時間いつでも盗難・紛失の手続きができます。手続きが完了すると、他者による不正な利用を防ぐため、カードの利用がすぐに停止されます。
万一悪用された場合などには紛失届の手続きが必要になるため、現地の警察に連絡するようにしましょう。
スキミング対策には利用内容のチェックが有効
スキミングは、カードそのものが盗まれるわけではないため、被害にあってもすぐに気が付きにくいのですが、利用明細を頻繁にチェックすることで、被害を最小限に食い止めることができます。不正利用に気付いたら、すぐにカード会社に連絡するようにしましょう。
PayPayカードなら...
PayPayカードを利用した時点で「利用速報」が届くため、不正利用にもすぐに気が付くことができて安心です。PayPayカードが不正利用された場合は、直ちに当社にご連絡ください。
PayPayカードの盗難・紛失や補填についてくわしくはこちら。

急に現金が必要になったら海外キャッシングを利用
海外ではカード決済が便利ですが、お店によってはカード決済に対応していなかったり、持ち合わせていたカードが使えなかったというトラブルもよくあります。そんなときは、海外キャッシングが便利です。現地のATMで、クレジットカードを使って現地の通貨を引き出すことができます。
※海外キャッシングは借入れであるため、返済日までの利息やまたATM手数料がかかる場合があります。
PayPayカードなら...
事前にキャッシングサービスの申し込みをしておくと、海外のATMで現地通貨を引き出すことができます。
PayPayカードのキャッシングについてはこちら。

PayPayカード ゴールドで、海外旅行をもっと快適に
PayPayカード ゴールド会員なら、さらに充実したサービスを受けられ、もっと安心安全に海外旅行を楽しむことができます。
※PayPayカード ゴールドは年会費11,000円(税込)がかかります。
空港ラウンジを無料で利用できる
飛行機に乗るまでの時間を空港ラウンジでゆったりと過ごせると、旅行の快適さが格段に高まります。PayPayカード ゴールド会員なら、日本国内やハワイの主要空港のラウンジを無料で利用できます。
ラウンジのご利用について、詳しくはこちら。

海外旅行保険やショッピングガード保険を付帯
PayPayカード ゴールドは海外旅行中の急な病気やケガを補償する海外旅行保険を付帯しています。カメラなどの携行品の盗難や破損も補償されることがあります。
※携行品1つにつき10万円を限度とし、同一の旅行期間の限度額は30万円、会員資格期間中の総限度額は30万円です。
また、PayPayカード ゴールドで購入した商品が火災・盗難・破損等の損害を受けた場合に補償を受けられるショッピングガード保険も付帯しています。
※PayPayカード ゴールドの決済で購入し、かつ1点の購入価格が1万円以上の商品が対象です。また、年間補償限度額は300万円、購入日(配送等による場合には商品の到着日)より90日以内の事故が対象となります。

まとめ:備えあれば憂いなし
海外旅行でのお金まわりのトラブルを避けるには、事前の準備が大切です。万一トラブルが起きた時でも、事前に準備しておけば、慌てず冷静に対応することができます。
事前にしっかり準備して、快適で安全な旅を楽しみましょう。
取材・文:原 絢子(FPサテライト株式会社)
写真:下城英悟

堀 真菜実
株式会社おりおり 代表取締役/トラベルプロデューサー
新しい旅を作るトラベルプロデューサー。世界弾丸一周、廃校キャンプなど、手掛けるツアーは即日満席。はじめましてのメンバーで行く「シェアトリップ」の仕掛け人として、数千人の旅人と国内外を巡り、その経験をもとに、地方自治体や海外の観光局と、観光資源の発掘やツアー造成を行う。人と地域を繋ぐ場作り、メディア出演などでも活躍中。