
【FPが教える】お金の流れをシンプルに!家計管理はPayPayアプリひとつで完結できる!
家計のやりくりをしたいけれど、家計簿を付けるのは苦手という人もいらっしゃるのではないでしょうか?もし、クレジットカードを日常的に利用しているのであれば、身近なクレジットカードの出費の把握から始めてみるのも1つの方法です。今回は、ファイナンシャルプランナー(FP)の黒川さんに家計管理のコツや、家計管理のファーストステップとしてのPayPayアプリの活用についてお話をお伺いしました。驚いたのが、PayPayカードを使った管理の便利さ。使った額が、アプリですぐにわかり、予算オーバーも通知してくれるから、毎月の家計管理がぐっと楽になりそうです。
この記事では、こんなことがわかります。
- 家計管理の目的は収入の中で生活すること
- 家計管理は無理なくお金の流れを把握する方法を見つけることが大切
- 家計簿をつけるのが苦手な人はPayPayアプリなどの身近なアプリから始めるのも一案
- PayPayカードを使うと支出の把握だけでなく予算管理がしやすくなる
家計管理の考え方の基本
![]() | 黒川FP 家計管理とは、収入と支出を把握し、将来に向けた計画を立てることを指します。家計管理の目的は、日々の生活を安定させるだけでなく、将来の目標に向けて資金を確保することです。基本となる考え方は以下の3つです。 |
1. 収支のバランスを把握する
収入と支出のバランスを理解することが、家計管理の第一歩です。月々の手取り収入がいくらで、その中から生活費や貯蓄、その他の支出がどのくらい必要かを把握しましょう。
2. 優先順位をつける
限られた収入の中で何を優先するかを考えることも重要です。たとえば、「毎月一定額を貯蓄する」「教育費や住宅ローンを最優先する」など、家計全体の中での優先順位を明確にします。
3. 無理のない方法で管理する
家計管理は、続けられる方法で行うことが大切です。完璧を求めるよりも、自分や家族に合ったシンプルな方法を選ぶことで、負担を減らし、長続きさせられます。
家計簿を付けなくても家計管理はできる?
家計管理は、続けられる方法で行うことが大切です。完璧を求めるよりも、自分や家族に合ったシンプルな方法を選ぶことで、負担を減らし、長続きさせられます。
![]() | ライター 家計のやりくりをするために家計簿を付けようとしていますが、長続きしないんです... |
![]() | 黒川FP こまめに家計簿を付けていくのは負担に感じますよね。お金の流れを把握できれば、家計簿をつけなくても家計の管理ができますよ。家計簿はお金の流れを見る手段の1つですから、他の方法でもいいんです。キャッシュレス決済をよく利用する人でしたら、履歴や請求明細からお金の流れが見えますよね? |

![]() | ライター そうですね!私、買いものはほとんどPayPayカードなんです。これが請求明細なんですが、どのように家計管理に活かしていけばよいでしょうか? |
PayPayカードの請求明細でお金の流れをチェック
![]() | 黒川FP では、PayPayカードの請求明細からお金の流れを見てみましょう。請求明細からどこで何を買って、いくら使ったか振り返ってみましょう。 |
請求明細の確認方法

PayPayアプリの「カード」アイコンをタップし、請求金額もしくは「請求明細」から利用月をタップします。
※この機能を使うためにはPayPayアプリへの登録が必要です
![]() | ライター コンビニやスーパーの買いものが多いですね。毎日こんなに使っていたなんて...。 |
![]() | 黒川FP 客観的に見ると、あまり気にせずお金を使っていたと気付くことがあります。実際、予想よりお金を使っていたという人は多くいる印象がありますね。でも、それに気付くことが大事なんです。次の買いものから気を付けようと思いませんか? |
![]() | ライター そうですね、買い過ぎないようにちょっと考えるようになると思います。 |
![]() | 黒川FP そうやって調整していくことが「家計の管理」になるんですよ。 |
![]() | ライター それならできそうです!ただ、商品名ではなく、お店の名前が載っていると、あとで見返した時に何を買ったか分からないことも多くて...。 |
※この機能を使うためにはPayPayアプリへの登録が必要です
請求明細メモ機能で目的別の出費を確認!
![]() | 黒川FP それなら、PayPayアプリの請求明細メモ機能や、利用速報を使って整理していきましょう※。まずは、請求明細メモ機能の活用例を紹介しますね。 |
![]() | ライター はい、お願いします! |
![]() | 黒川FP 請求明細メモ機能を使えば、何を買ったかを記録することができます。実際に購入した商品名を記載してもいいですし、目的や種類で記録してもいいかも知れませんね。 |
![]() | ライター 目的や種類で記録するのはどうしてですか? |
![]() | 黒川FP PayPayアプリの請求書明細メモには、キーワード検索機能もあるんです。ですから、例えば趣味に使ったお金を知りたい場合は、メモに「趣味」などと記入しておくと、見返すときに一覧表示できるようになります。合計額も表示されますから、趣味全体でいくらお金を使ったか、振り返ることができますね。 |
![]() | ライター 目的や種類ごとにも使い過ぎをチェックできるんですね! |
請求明細のメモ入力と検索機能

PayPayアプリで請求明細に購入商品名などのメモを入力することができます。また、店舗名やメモ内のキーワード検索ができ、購入店舗や購入目的ごとの利用額の把握ができます。
どうしても思い出せない支出...カード利用速報で安心管理
![]() | ライター 請求明細にメモを入れていくなかでどうしても思い出せない支出があります。何を買ったのかなぁ...? |
![]() | 黒川FP 日が経つと、何を買ったか忘れてしまうこともありますよね?ところで、カード利用速報を活用されていますか?リアルタイムで利用状況がわかりますので、忘れる前に確認しておくといいですね。PayPayクレジット登録を事前にしておけば、PayPayアプリで履歴を振り返れますので、いつ・どこに・いくら支払ったのかを手元ですぐに確認できますよ。 |
![]() | ライター カード利用速報の内容をしっかり確認していませんでした。日ごろからきちんと確認することが大切なんですね。 |
![]() | 黒川FP そうですね。日ごろから確認しておくとPayPayカードを利用するにも安心ですし、家計管理にも役立ちますね。 |
カード利用速報


PayPayカードが利用された時点で、利用内容をメールやアプリでお知らせする機能です。PayPayアプリではプッシュ通知でお知らせが届くとともに、「取引履歴」から詳細を確認できます※。
※利用額が少額の場合や家族カード利用の場合など、利用方法によっては通知が届かないケースがあります。詳細はこちらをご確認ください
「お買いもの予算到達のお知らせ」で使いすぎ防止!
![]() | ライター ところで、個別の出費は請求明細や利用速報で確認できることはわかりましたが、事前に使いすぎを防げる方法はありますか?給与日前にお小遣いが思っていたよりも少なくなってしまうことがあって。 |
![]() | 黒川FP そうですね、収入の中で生活するには、出費の総額を自由に使える金額内に納めなければいけませんよね。自由に使えるお金の中でPayPayカードで使える金額を決めましょう。PayPayカードで使える金額を使い切る前に「お買いもの予算到達のお知らせ※」が届くようにしてみてはいかがでしょうか? ※この機能を使うためにはPayPayアプリへの登録が必要です。お買いもの予算到達のお知らせはこちらをご確認ください |

![]() | ライター 「お買いもの予算到達のお知らせ」が届いたら、次の給与まで出費に注意ということですね。PayPayカードで使える金額はどう決めればいいですか? |
![]() | 黒川FP 手取りから家賃や公共料金、PayPayカード以外で支払っているものを引いた額がわかればベストですが...。よく分からないのであれば、PayPayカードで支払っている金額、3カ月間の平均にしてみましょうか。 |
![]() | ライター 最近の3カ月間の平均だと大体7万円位です。ただ、これだと給料日前にカツカツで...。 |
![]() | 黒川FP それでは、予備としてお金を残すようにしましょう。7万円から予備分を引いて、PayPayカードで使える金額を決めます。PayPayカードで使える金額を使い切る前にお知らせが届くように、余裕を持たせた金額にしましょう。 |
![]() | ライター では、予備を1万円として、さらにPayPayカードで使える金額が1万円を切ったタイミングでお知らせが届くようにします。ですから、通知は5万円ですね。自由に使えるお金はこの位だったんですね。使い過ぎに気を付けないと。 |

![]() | 黒川FP これでやりくりできそうですね!ただ、この「お買いもの予算到達のお知らせ」は設定した金額に到達したことを知らせるものなので、到達額を超えてもカード決済ができてしまいます。使い過ぎには注意ですよ。 |
お買いもの予算到達のお知らせ

![]() | ライター このカードっていくらまで使えるんでしたっけ?公共料金やスマホ代もまとめてPayPayカードで支払いたいのですが、利用可能枠に収まるようにしないと... |
![]() | 黒川FP それも、PayPayアプリで利用可能額を確認するとよいですよ※。 |
※この機能を使うためにはPayPayアプリへの事前登録が必要です
![]() | ライター 利用可能額もアプリで確認するんですか?カードの利用可能枠から今月の利用額を自分で引いて計算しなければいけないと思っていました。 |
![]() | 黒川FP 利用可能額は、利用可能枠からPayPayカードへの支払いが済んでいない分を引いた金額なんです。先月利用分の支払いがまだ終わっていない可能性がありますので、アプリで確認する方が確実です。先月利用分の支払いがPayPayカードで確認できると、支払った金額の利用可能額が復活しますよ。 |
利用可能額の確認方法

![]() | ライター わかりました!利用可能額は...。お買いもの予算を守れれば問題なさそうです。今回は、家計簿を付けなくても家計の管理ができることを知れてよかったです。まずは日常使いしているPayPayカードとPayPayアプリを使って家計管理を始めてみたいと思います。PayPayカードを使うと、利用額に応じてポイントを受取れる(※)のも嬉しいですね! |
※ポイントを受け取るためには、条件や例外がございます。詳細はこちら
利用可能枠と利用可能額

PayPayカードの利用可能枠から利用残高(お支払いが済んでいない金額)を引いた金額がお客様の利用可能額です。 利用可能枠を変更することもできますが、PayPayカード株式会社の審査が必要です。
まとめ:身近な「PayPayカード」アプリから家計管理を始めてみよう
家計管理は、お金の流れを把握し、収入の中で生活することが大切です。家計簿でお金の流れを把握するのが一般的ですが、お金の流れを把握する手段は他にもあります。
例えば、今回紹介したPayPayアプリでは、請求明細やカード利用速報を活用することで、家計の出費状況を把握することができたり、お買いもの予算到達のお知らせで簡易的な予算管理ができたりします。
家計簿を付けることが苦手な人は、このような身近なアプリの機能を使い、家計管理の第一歩として、お金の流れの把握や予算の管理に挑戦してみてはいかがでしょうか。

黒川一美
FPサテライト所属ファイナンシャルプランナー
大学院修了後、IT企業や通信事業者でセールスエンジニア兼企画職として働く。
出産を機に退職し、お金を稼ぐ側から家計を守る側に立場が変わり、お金の守り方を知らなかったことを痛感。自分に合ったお金との向かい合い方を見つけるため、FP資格を取得する。
資格取得後は、FPの勉強を通じて得られた知識をもとに、よりよい家計管理を求め試行錯誤の日々を過ごす。
現在は3人の子育てをしながら、多角的な視点からアドバイスができるFPを目指して活動中。